悩める高校1年生の

引き起こす事件って結構多いのだなあ。
奈良県の医者の家族にも他人に知られていなかった事情
があってああいうことになったのだろうなあ。まあしかし私にもあの高校生の気持ちというか
状況が少しはわかるような気がする。多分彼は、まだ自身のなした事を外の自分からみられないだろう。多分彼はまだ、自我が確立していないのだ。不思議なもので、あるとき突然自己も含めて
世界が客観視できるようになるだろう。その時彼は気がつくのだ、自分というものが、いかに劣っているものであり、いかに優れているものであり、いかに強いものであり、しかしいかに弱いものでもあるということに、そして知るだろう。命というものは、ただ与えられた時間を意味するものであり、世界は自分と関係ないところで動いているのであり。自分の生きていく目的は、時間を
有効に使い、ただ他人のため、関係ないところにいた人や、関係なかった世界に新たな関係を作る
ためだということに。そして、死んでいくとき、時間がなくなったときはまた一人ぼっちになるのだといくことに。
彼は何かに悩まされていたのだ。それは継母だったかもしれない。


一昨日のラヂオでバイオリニストの和波氏が対談されていた。母についての話だった。盲目の
彼を育て上げた。なんか奈良の事件を聞いて、対比してしまった