土曜日通過

22時 南東方向に直線状の地震雲あり
要注意

以下はあるサイトにあった文章で引用であるがここに引かれている大杉栄
の言葉は実にそのとおりだと思う。



ところで、以下は100年近く前の1919年にアナーキスト大杉栄が書いた文章である。

「僕らの主義(1919年 8月)

自分のことは自分でする。

これが僕らの主義だ。僕ら労働者の、日常生活の上から自然にできた、処世哲学だ。

僕らには、それで食ってゆくという、親の財産はない。またかじるべき親の脛もない。僕らは小学校を終えるか終えないうちから、自分で働いて自分で食ってきた。自分の身のまわりのいっさいの世話も、親や兄姉の忙しい僕らの家庭では、子供の時からすべて自分でやってきた。自分で自分のことをするのはいい気持だ。何事にでもわがままがきく。勝手でいい。威張られることもなし。恩に着ることもなし、よけいなおせっかいを言われることもない。

少し大きくなって、世間とのいろいろな交渉ができ始めてからも、やはり自分のことはたいがい自分でしなければならなかった。そして、やはり自分でやるのがいつでも一番気持がよかった。自分のことは自分が一番よく知っている。自分のことは自分が一番熱心にやる。しくじればしくじるであきらめもつき、また新しい方法の見当もすぐにつく。人にやってもらったんでは、不足があっても、ありがとうとお礼を言って満足していなければならない。よしまたうまくやってくれたところで、自分でしなかったことが僕らには不足になる。

世間はますます複雑にかつますますめんどうになった。敵と味方の区別すらもちょっとはわからない。人に頼んでは馬鹿ばかりみる。ことになにか甘そうなことをやってやろうという先生などにたのむと、いつもかならず大馬鹿をみる。

労働運動でもやはりそうだ。 」

筆者はここで、労働運動をやるべきだと主張しているわけではまったくない。「やはり自分でやるのがいつでも一番気持がよかった」という自立性こそ、いまの我々に欠けているものだと言いたいだけだ。